ポピーの種の秘密
春になって、モントリオールから息子のいるバンクーバーに引っ越した。ここは暖かくって気持ちいい~。とても気に入っている。
新しい家にはガーデンが付いていて、初夏になって、沢山の花が咲いた。
驚いたのは、前に住んでいた人が植えていた花が、なんと私の大好きな花ばかりだったこと。そして、初めて出会った花は流れ星のような黄色い花、黄花長尾オダマキだった。
花のデザインといい、色といい、花びらの繊細な構造といい、人間業ではない。ず~と眺めていたい、、、そんな愛らしい花と出会えて、毎朝が楽しみだった。
そして、夏が過ぎ、沢山咲いていた、このポピー(ケシ科の植物)の花びらが落ちた。すると緑のまん丸い形になった。ここに種ができるのかな?ここにベーキングにも使うポピーシードが入っているのかな?とワクワクしながら待っていた。
するとだんだんと茶色くなって、固くなっていった。よく見てみると、上の方に沢山の小さな窓が開いていた。緑の時にはなかったのに、、、
なんだろう?と触ったら種がこぼれ落ちてきた、、、茎をハサミで切って、手の中で振ってみたら、、、なんと何百いやもっと沢山の真っ黒い小さな種が勢い良くでてきた!! すご~い!! ポピーの秘密を知った気になって、嬉しかった。
種ができるまでは、しっかりと蓋がしまっていて、種の準備ができたら窓が開いて外に出れるようになるなんて、、、そしてこの1ミリにもならない種から、またあの綺麗なポピーが生えてくる。
誰が考えて誰がこのように創造されたのだろう、、、??
偶然では、このようなタイミングやプログラムはできないのではないのかな、、、もうこれは神業としか思えない。
数えきれない種類の花を見ていると、創造主の愛の大きさと深さを感じ心から感謝した。(2020年11月)
カナダ/オリママさん
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