ファインの癒しと愛に感動
私たちが可愛がっていた猫ファインは2020年5月21日に息を引き取りました。16歳で、人間でいえば、80歳くらいだといいます。私たちが毎日世話をしたり可愛がっていたようで、しかし、ファインのほうが、ヨボヨボになるまで癒しと愛と感動をくれたのでした。箇条書きですが、思い出を少し紹介させてください。
●お客様が来た時に玄関まで迎えに行くと、一緒についてきて、さもお迎えしているようでした。
●お客様が来て話をしていると、テーブルの下で寝ており、その様子が、さも話を聞いているかのようでした。
●お客様が帰るときには玄関まで送りにきており、どこかで寝ていても、何も言わなくても見送りに出てきました。
●神仏に敬拝する時、私たちよりも前に出て座っていました。
●亡くなる一週間位前に、元気が無いので点滴でもしてもらうため入院させた時、食欲は無かったのですが、出された食事を一生懸命に食べ、元気な所を見せようとしていたそうです。迎えに行った時、普通に座ってられない状況でしたが、家に帰りたかったのでしょう、と先生がおっしゃられていました。
●ファインは最初は次女が可愛がっておりました。いつも一緒に寝たりして溺愛状態でした。次女が家を出てからは女房が可愛いがっていましたが、最後の晩にもう駄目かと思い、娘を呼びました。昏睡状態にいたように思いますが、娘が到着し「ファイン!」と呼んだところ、目を大きく見開き娘を見て起き上がろうとしました。最後の力を振り絞っていたようです。よほど嬉しかったんだろうとおもいます。
●身体の状態が悪く、やっとの思いで立ち上がれるような時に、催促された訳でも無いのに、ふらふらしながらお客様のお見送りしました。
人間同士のような言葉はなくても、私たちとファインとの間にはお互いを思いやる心、愛が通じ合っていました。彼は愛がわかり、愛で応えてくれましたし、私たちが大切にしている友人にも愛らしい姿を見せてくれました。
ファインは愛の素晴らしさを教えてくれました。彼が生まれて私たちのところに来てくれたことを本当に感謝しています。彼の肉体はなくなりましたが、私たちの心に共に住んでいます。
千葉県/A・Sさん
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