残念どころか感動に満ちたいきものたち

こどもたちは、いきものを扱ったテレビ番組や図鑑などで進化論の見方を教え込まれているのが実情です。その中でも、こどもたちの間では『ざんねんないきもの事典』の人気が続いており影響は絶大です。動物をたくさん紹介していて、楽しさや驚きがあるのかもしれませんが、問題は進化論だけを前提にして書かれていることです。偶然に偶然が積み重なって進化してきたから、いきものは「ざんねんなからだ」をしていたり、「ざんねんな生き方」をしているなどと描いています。しかし、いきものを詳細にみていくと、偶然ではなく、設計図に基づいて創られたとみるのが自然だと考えられる例ばかりです。そしてその創造には愛と感動が隠されていることを発見します。いきものは人間に愛を教えてくれる教科書なのです。一緒に愛と感動を探し味わっていきませんか?

叫ぶシマウマ
前述したように、シマウマが縞模様を持った理由として ① 虫を寄せ付けないため ② 目の錯覚を利用して ...
ライオンを撃退するシマウマ
アフリカでは餌や水のある場所が季節によって変化するため、乾季が始まるころになると数十万頭のシマウマや ...
シマウマ親子
アフリカ タンザニアの草原では、毎年3月頃新鮮な草が育ち食べ物が豊富になります。この時期にシマウマは ...
シマウマ集団
シマウマは見た目では優しそうで、可愛い印象ですが、外見に反して非常に攻撃的で凶暴な面をもった動物です ...
シマウマは分類上は哺乳類のウマ属に入れられていて白黒の縞模様を持つ系統です。それで和名は「シマウマ」 ...
パンダの親子
ジャイアントパンダは、オスで6.5~7.5歳、メスで3.5~4.5歳で性成熟して、普通3~5月の春が ...
親子パンダ
パンダは白黒のはっきりした、特徴的なデザインの動物です。どうしてこのような柄(がら)を持つようになっ ...
木登りパンダ
パンダは高い所に登るのが大好きな動物なので、木登りが得意で上手です。木の上で休憩したり寝ることさえし ...
草原の子牛
ここで、もう一つのシステムを紹介したいと思います。 それは、一見関係なさそうに見えるウシの尿素とよだ ...
お腹が痛いパンダ
ササを食べたり、木に登ったりと、いつも愛くるしい姿を見せてくれるパンダですが、実は、定期的に腹痛で苦 ...
ダチョウのクローズアップ
鳥類の中で一番体が大きいとされているダチョウ。「背が高い、飛べない、走るのがダントツに速い」ダチョウ ...
牛の胃
ここで気になるのが、胃の微生物は、そもそもどの時点からウシの胃に存在するようになったのかということで ...
木の上で寝転ぶパンダ
パンダの語源は諸説ありますが、ネパール語で「竹を食べる者」を意味する「ニガリヤ・ボンヤ(ポニヤ)」だ ...
乳牛
私達は、日頃、野菜、魚、肉、果物などを多くの食物を食べて 肉体を維持しています。しかし、ウシはどうで ...
貝を割るラッコ
寝床となる海藻が持つ役割 ラッコは昼行性で、夜は海藻を体に巻き付けて流されないようにして休みます。 ...
鋭い歯を持つラッコ
これまで、ラッコ特有の体の構造や食生活を紹介させていただきましたが、今回はそういった生態を維持するた ...
ライオンの父と子
今までは具体的な特徴をたくさん見てきましたので、まとめていきたいと思います。 車はエンジン、ラジエー ...
ライオンの顔と前足
今回もライオンの体の特徴をさらに見ていきます。 前脚で強力なパンチ、視力は人間の5倍も ライオンは狩 ...
歩くオスライオン
ライオンはたまたま偶然に進化した結果、体力がないざんねんないきものになったのでしょうか。前回に続き、 ...
カンガルーのジャンプ
日本の動物園で見られるカンガルーは、アカカンガルーとオオカンガルーが多いです。この2種類は、カンガル ...
ライオン(アイキャッチ)
ライオン(食肉目ネコ科ヒョウ属)は金色のたてがみを持ち、昔から百獣の王として人々に親しまれてきました ...
お食事中のラッコ
ラッコは何を食べる? ラッコは肉食で、貝類や甲殻類、ウニ、タコ、イカなどを食べます。これらがいなけれ ...
オオカンガルーの赤ちゃん
カンガルーはほかの哺乳類のように出産日を正確に把握することができません。それはカンガルーは妊娠しても ...
袋(育児嚢)を掃除するお母さんカンガルー
カンガルーの袋、育児嚢(いくじのう)は、赤ちゃんを守りながら育てるためにあります。カンガルーにはへそ ...
カンガルーの親子のイラスト
有袋類カンガルー科の生き物は、カンガルーやワラビーなど、たくさんの種類がいて、合わせると55種類以上 ...
海面を泳ぐイルカの群れ
分厚い皮下脂肪の力  わたしたち人間は、外の温度が変化しても、常に体温を一定に保つ「恒温動物」です。 ...
水族館のイルカ
 私たちは毎日、人の声、音楽、水の流れる音など、様々な音を聞いて生活していますが、この「音」というの ...
オランウータンの母親
オランウータンは地球上でもっとも繫殖スピードが遅い哺乳類です。オランウータンはゆっくり確実に一子を育 ...
巣の中のボルネオオランウータン
東南アジアの熱帯雨林では地上に光が届かず、生えている植物が少ないのに対し、樹上は乾燥した場所や湿気の ...
オランウータンはベジタリアン
果実が豊富なアフリカの森林に生息しているチンパンジーは、群れで果実を食べたとしても一頭一頭が十分に食 ...
タパヌリオランウータンの親子
オランウータンの名前は、マレー語で「orang=人」「hutan=森」に由来しています。もともと島の ...
海中を泳ぐイルカの群れ
 海中で生活するイルカは、潜水することも得意です。どのくらいの深さまで潜れるかというと、イルカの種類 ...
イルカの睡眠
イルカは半分ずつ眠る?  イルカと言えば、私たち人間と大変親しみのある海洋に住む哺乳類動物の一つです ...
水中を泳ぐラッコ
ラッコの毛皮の秘密 ラッコというとどんなイメージがありますか? 水の上に浮いて、貝を石で上手に割って ...
葉脈に流れる養液をすうため葉脈に沿って群がるキョウチクトウアブラムシ
植物の茎や葉の脈には、糖分などの養分を含んだ植物の液が流れています。アブラムシは、その師管液を生涯唯 ...
キリンの母子
 背の高いキリンはアフリカのサバンナの中でどのように赤ちゃんを産むのでしょう?  「もっと ざんねん ...
天敵のヒメカゲロウの幼虫を攻撃するハクウンボクハナフシアブラムシの兵隊幼虫
ハチ、アリ、シロアリに続いて、アブラムシが第4の社会性昆虫だとわかったのは、わりと最近で1977年で ...
眠りが深いときにとる姿勢
 首や足が長くなることで、体に影響を受ける二つ目は、その長い首を支え、動かす骨格の仕組みです。未だ研 ...
2頭のキリン
 広大なアフリカのサバンナ、アカシアの木の隣にたたずむキリンのシルエットは、アフリカを象徴する雄大か ...
ケヤキフシアブラムシの虫こぶ(断面)
アブラムシは卵でしか冬を越せません。それで、秋になるとオスや卵を産むメスが出現します。それまでは、母 ...
子虫をうむアブラムシの成虫
バラのつぼみや茎にびっしりと群がっている小さな虫を見たことがあると思います。その虫が、ざんねんないき ...
マユをはこびだすサムライアリ
真夏の午後、クロヤマアリが出入りして働いている巣から、突然無数のアリが出てきたかと思うと、同じ方向に ...
におい付けを行うサムライアリの女王
多くの種類のアリは、結婚飛行を終えた新女王が自分だけで巣を作り、卵を産んで働きアリを育てるところから ...
女王アリと誕生した小さな働きアリ
アリは羽を捨てて、雑食性になったハチといわれています。 そのアリが、一生に一度だけ羽をつけて、空に飛 ...
触覚で相手をたしかめエサの蜜を要求しあうクロヤマアリ
甘露(かんろ)とは、アリマキが植物の汁をすい、必要な養を吸収したあとに、おしりから出す糖分をふくんだ ...
オオイヌノフグリの蜜をなめるクロヤマアリ
クロヤマアリについて「ざんねんないきもの事典(高橋書店)」では次のように書かれています。 クロヤマア ...
コアラの親子
なぜ、お母さんコアラのお腹の袋は下向きなのか?  皆さんもご存知のように、コアラはオーストラリア特有 ...
ユーカリの葉を食べるコアラの親子
 コアラがユーカリの葉を食べた後、お腹の中でどのように消化と解毒が行われているのでしょうか。  それ ...
ユーカリの樹上で寝るコアラ
 動物園に行って一番可愛い動物…といって頭に思い浮かべる動物の一つにコアラがありませんか?  ユーカ ...
キツツキの瞬膜
ほとんどの鳥のクチバシが湾曲(わんきょく)しているのに対してキツツキのクチバシはほぼ真っ直ぐで大きく ...

◆ 本ページにおける連載記事の文責は、すべて、執筆者個人にあります。